作業スキル | 初心者
プロ級
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ライフ | 3 |
一般(ダート)路面 | 3 |
軟質(マディ)路面 | 2 |
オンロードグリップ | 4 |
ダンロップのD605は何度も履いているタイヤだ。同じD605でもタイヤサイズと生産国で微妙に性能差が有る。
KLX125のフロントに履くこのサイズ(70/100-19)のD605を使うのは3回目である。最初はTTR-125にタイ製のD605を履いた。これはそこそこ満足いくものだったが、タイからインドネシアに生産が移った現在のD605はトレッドの剛性不足で偏摩耗が激しく、やや不満だ。
何しろ、タイヤ重量からして300gぐらい軽い。(1割程度軽いことになる)減り始めるとドンドン偏摩耗が進む。
新品のタイヤを組まない状態で押してみると、トレッド部がぺこぺこ凹む。比較する相手が悪いが、ピレリのMT21と比較するとタイヤ剛性の差がはっきり分かる。その代わりタイヤを組み込んだり、外したりするのは簡単である。
組み込んで静的バランスを見る。タイヤを回してみると真円度はまあまあできれいな形状で回る。ブレは少ない。ただ重量の均一性はイマイチ。40g以上のバランサーを取り付けないとバランスが取れなかった。
走行性能は舗装路ならまず問題ない。車重の軽いKLX125に非力なエンジンだから、オンオフ兼用タイヤとしては十分に合格。サイドブロックの端まで使い切るようなコーナリングをしても不安はない。
オフロード性能はそこそこ。マシンを寝かせてコーナリングしようとするとスッテンコロリンするので、フロント荷重をかけつつも、あまり寝かさないコーナリングを心がければ、林道程度であれば、楽しめる。オンオフ兼用タイヤにエンデューロタイヤのような性能を求めてはいけない。
マディでのグリップを求めると空気圧を落としたくなるが、その時はスピードは控え目にして、リム打ちをしないように心がけた方がいい。トレッド剛性が低いのでパンクの原因になってしまう。
色々不満はあっても、KLX125に履けるオンオフ兼用タイヤはD605かGP21しかない。だから、これを上手に使っていくしかない。モトクロスタイヤなら種類も豊富にあるが、舗装路を長く走らないと林道にたどり着けない人は、履かない方がいい。
モトクロスタイヤのグラベルでの性能は素晴らしいが、舗装路性能はいただけない。
私の場合、20km以上走ってやっと林道にたどり着くので、モトクロスタイヤは履けない。
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