取り付け・精度 | 4 |
---|---|
品質・質感 | 5 |
性能・機能 | 5 |
コストパフォーマンス | 4 |
デイトナの巻きタイプを使っていましたが、以下の理由から、一般的なグリップヒーターの取り付けに踏み切りました。
・結局は季節ごとの着け外しが面倒
・紐が煩わしいし通す穴も切れてきた
・着け外しでグリップの感触が変わる
・温まる範囲が限られる
・冬以外でも温めたい時はある
ハンドル周りが密集してスイッチ取り付け場所が無いため、別体ではなく一体型を選択。最近になってエンデュランスからも手元スイッチのタイプが発売され、少しばかり悩んだ末、最終的には自己主張の強い見た目になじめず(光り物好きにはいいかと思います)、定番のキジマを選びました。
●外観
まずスイッチ一体でスッキリなのは言うまでもなく。
これの前にもキジマのグリップを付けていて、それと同じようにゴム感のある、手へのなじみもいい素材です。反面、使用状況によっては摩耗が速そうな気はします。
全体の太さは確かに抑えられているようですが、親指側が太くなっているのは正直違和感があります。特にテーパー型からの交換だったので。まあそのうち慣れるでしょうか。
配線の加工はさすが安心のメーカー品というところです。コネクタの仕上げはもちろん、樹脂で成形された分岐部なんて個人では作れません。ただ色々な車種に対応させるため長めに取られており、途中でカットもできませんので、余りの処理には工夫が必要です。
●使用感
レベルは3で巻きタイプと同じ程度に感じます。5だと素手では熱すぎで、中綿厚めのグローブに十分なくらい。1や2は春秋向きでしょうか。全周巻きなのはレバー操作が頻繁な場面でありがたみを感じますね。
一方で熱の伝わる速さは、表皮の直下にフィルムヒーターのある巻きタイプの方が速いです。ここは構造上仕方ないでしょう。
なお当方ウインカー操作には特に支障ありません。これは車種ごとのスイッチの配置や、はたまた指の長さやグリップの握り癖等によると思われるので、取り付け前にシミュレーションはしてみた方がよさそうです。
●グリップ取り付け
本製品最大の難所です。内側にプラスチックの筒が入っている構造のため、弾力を利用して引っ張りながら押すはめ方は不可能です。以下はご参考までに。
ハンドルバーはハリケーンのセパハンに交換し、スロットルスリーブはリブを削り落とした状態です。
左は正にジャストサイズで、まっすぐ差し込んでも全く入りません。両手で持って回しながらだと少しずつ前進できたため、最後はスイッチの向きを調整しつつ、何とか全て押し込む事ができました。
右は左よりやや緩く、抵抗はありながらもまっすぐ差し込む事ができ、念のため(潤滑を兼ねて)接着剤を塗っての完了です。
ひとまず最終手段として用意したプラハンは使わずに済みました。説明書には「叩いたりねじ込んだりするな」と書いてありますが、じゃあどうしろと?と言いたくなるきつさではあります。
●改善要望
グローブ越しだとスイッチの手応えがありません。もっとストロークとクリック感は大きくするべきだと思います。
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