ユーザーによる YSS:ワイエスエス のブランド評価
高性能サスペンションをリーズナブルに体感出来るYSS。タイで生まれたサスペンションメーカーです。幅広いグレード設定があるので、走りを追求するカスタムから、ヌケてしまったサスペンションの補修まで、シチュエーションを問わず選択いただけます。
総合評価: | 4.2 /総合評価420件 (詳細インプレ数:376件) | |
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買ってよかった/最高: | 191 | |
おおむね期待通り: | 160 | |
普通/可もなく不可もない: | 34 | |
もう少し/残念: | 6 | |
お話にならない: | 20 |
効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コストパフォーマンス | 4 |
取り付けやすさ | 4 |
取付はショップにお願いしました
トップキャップを外す事が出来れば自分での作業も可能かもしれません ミニサーキットでの利用があるので時期によりオイル粘度交換もやりたいので、いずれトライを考えています。
YSSでは粘度30番を推奨していますが、体重60kgの当方では硬すぎ! なので冬場の今はヤマハの15番で対応し良い感じです
前後YSSとなったのでバランス良いです
お勧めできます
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 4 |
コストパフォーマンス | 4 |
取り付けやすさ | 2 |
商品の性能の問題はありません。
購入して良かったと思います。
ただイニシャルアジャスターの片方に六角で回して少しなめた跡がありました。
明らかに使用されています。
返品分だったのでしょうか?
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効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 3 |
コストパフォーマンス | 4 |
取り付けやすさ | 3 |
CBR650Fに使用しました。インプレッションの前に・・・在庫情報として短期間で受け取れるという記載があったものの、注文をかけたところ数週間、数か月と納期が延び、結局届くまで3か月近くかかりました。
そうそう売れる商品じゃない、輸入品だから代理店に在庫が無い等何かしらの理由はあるのは理解しますが、時間がかかるなら時間がかかることは記載しておいてほしかったと思います。
キット内容としてはスプリング、フォークバルブ、カラー、トップキャップ(減衰調整機能付き)、フォークオイル(少量)のセットです。トップキャップだけで1万円くらいしますし、
フォークバルブ1万円、スプリング1万円って考えたら値段的にはこんなもんかな?といったところ。
内容物は画像に写っているもの(プリロードアジャスター、専用カラー、専用スプリング、PDバルブ。PDバルブがこの製品のキモ)の他に、説明書等とYSSのフォークオイル20番が付属するのですがこれの容量が少なく、これ単体では交換には足りません。かといって1リットル買えば余るわけで…だったら付属させずに値段を少しでも下げてほしいと思いました。
また、YSSのフォークオイルの粘度(40℃)はかなり固めで、99.4mm2.sとなっています。
例えば、純正準拠としてホンダのフォークオイル10番は34.7なので固いのがよく分かると思います。
というか、フォークオイルの動粘度はメーカーによって数値がマチマチすぎてA社の20番よりB社の10番のが固い、なんてこともザラにあります。
YSSのフォークオイルの固さは正直あまりに違いすぎて不安があったのと、フォークオイル自体も高いように思ったのでKYBの15番を用意しました。YSSよりは柔らかく、値段も安いのでとりあえず試すにはいいかなと。
・・・えぇ、ここで失敗をしたことには気づきませんでした。
いざ交換のタイミングで気づくんですが、KYBのフォークオイルは600mlなので1本じゃ足らなかったのです。結局もう1本買わざるを得なくなり、高くつくというしょーもないことに。
フォークオイルは調整量ということで250mlだけついてきてるんですが、650Fの全量交換には当然足りませんし、yssのフォークオイル買うなら1リットルなので十分事足ります。
だったらこれ入れないでいいから値段下げてほしいですね。
スプリングは防錆剤がしっかり塗られているのでパーツクリーナーで出来る限り拭きましょう。ウェスが真っ黒になります。
バルブは一度緩めてしっかりと規定値を確認します。プリロード係はじめから2回転が指定値です。
スプリングレートは7.0-11.5N。
オーリンズの650F用で7.5、スクーデリアオクムラのMEスーパースポーツで8.3ということを考えると数値的には妥当かな・・・?
ノーマルのレートが分かれば一番良いんですが、そこはちょっと分かりませんでした。
ただ、ノーマルだとフロントは柔らかくてひょこひょこ動き、リアは逆に硬すぎて全然動かないように感じます。(もちろん微かには動いているんですけども)
なので方向性としてはフロントは固く、リアは柔らかくが方向性としてはあっているような・・・
PDバルブ、車種によってはシートパイプに穴を増やして縮み側の抵抗を落とす必要があるようなのですが650Fのキットにはそういう説明は無かったのでそのまま組付けました。
PDバルブには縮み側はオリフィス+一定以上の圧がかかったときに開くスプリングでテンションがかかっているルート、伸び側は弱めのスプリングが入ったシムがあります。
シートパイプ無加工なので基本的にノーマルのオイル経路に抵抗を増やす、ということになります。
縮みの抵抗の重きはスプリングレートです。伸び側の抵抗は補助的なものなのと、PDバルブのシム程度ではほぼ変化なしと見ていいと思います。
縮み側は小さなオリフィスがあって弱い抵抗のときはそこを通るようですが、そこに過大な圧がかかった際はスプリングが押し開かれ、中央から解放されます。
本来ノーマルでは存在しない部分に抵抗を増やす、というものですね。
ただ、見た限りだとオリフィスが1穴しかなくこれではちょっと抵抗がかかるだけですぐにスプリング側が開いてしまうのでは・・・?
スプリングのテンションを上げればいいのかもしれませんが・・
実際に交換して少し走ってきました。
フロントはレートが変わってることもあってちょっと固くなったかな?という印象。
組立終えたら試走に向かいます。街中と、軽いワインディングということで箱根のほうまで。
この時点では純正で感じていたフワフワした感じは無くなりました。
底突きもせず、良い感じかと思っていました。
そして先日、往復440キロほど走ってきました。
うーん・・・路面の凹凸が荒いと振動を吸収しきれていない感じがします。バネが固すぎる?それともオイルが固すぎる?PDバルブの厚み分は専用カラーで相殺されているのでたぶんこのどちらかだと思うんですが・・
でもオイルが固すぎるならPDバルブのシムが空いて流れていくような気もするんですよね・・・
とりあえずタイミングを見てフォークオイルをもっと柔らかいのに変えてみたいと思います。
この製品はあくまで「セッティングパーツ」です。ポン付けすればおっけー、というものではありません。
時間をかけてセッティングを決めて以降と思います
コスパは良く、セッティングできる部分が増えたと思えば悪くはないと思います。
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 4 |
コストパフォーマンス | 3 |
取り付けやすさ | 1 |
日記にも記載したが、装着はフォークのオーバーホールと同時に行う。特殊工具や技能が必要で、自分でやる場合にはお金と時間がかかる。
しかし効果はある。純正のぶよぶよサスとは違い、腰があり路面追従性も高い。
性能はかなり高いと言える。
オーバーホールをやるついでに交換してみるのもいいと思う。
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 4 |
コストパフォーマンス | 4 |
取り付けやすさ | 5 |
元々が柔らかめのサスなので、オリフィス無し・プリロードそのままで取付しました。
オフロードコースを走るときに、かなりクッション性が上がりました。
小さなギャップ(轍)が連続する場面でも、大きく速度を落とす必要が無くなってます。
意外といい買い物です。
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コストパフォーマンス | 5 |
取り付けやすさ | 4 |
Ninja250SL / Z250SLの純正フォークは、柔らかくてコーナリング中にピョコピョコ戻ってくる割には突き上げがあるので街乗りでも乗り心地が良いとは言えないものです。それでも車重の軽さで誤魔化せるので「純正のままでもいいかな? プリロードアジャスターだけ付けようかな?」と思っていたのですが、リアサスをYSSに替えたこともあり、思い切ってアップグレードキットを購入してみました。
取り付けについては、フォークキャップがCリング方式なので、クランプの一部を切り落としたSSTが必要になりますが、フォークオイル交換が出来る人なら自分で取り付けられます。
PDバルブ単体購入の場合は、多くの車種でオリフィス加工が必要と書かれているのですが、Z250SLの場合はどういうわけか説明書にもオリフィス加工についての記述がありません。純正状態で十分オリフィスが大きくてほとんど減衰が掛かっていないのかもしれませんね。
PDバルブ分だけカラーをカットするのが普通ですが、アップグレードキットにはカット済みのカラーが同梱されているのでその作業も不要です。カラーを水平に切るのは何気に面倒なので、フォークキャップさえ外せれば自分で取り付けられるのは良いですね。
キットには30Wのフォークオイルが同梱されており、300mlずつ入れろとの指示でしたが、先人のブログ等を読むと純正指定の10-15Wで規定量(350mlくらい)で取り付けている人もいたため、とりあえず後者でセッティングしてみました。底つきや柔らかすぎると感じたら30Wに変えてみようと思います。
取り付けて最初に気付くのは「なんか柔らかくなってる」です。強化スプリングになったので硬くなるかと思ったのですが、初期が柔らかくて街乗り時の突き上げが激減して乗り心地がよくなりました。
そのままツーリングに行ってみて、某椿峠の下りを結構本気で攻めたのですが、急な制動に対してしっかりと踏ん張り、底つきすることもなく安心して攻められます。ただでさえ自由度の高いライン取りが更に自由になり、「このバイクに乗って曲がれないとか言う人はいないだろ?」と思えるくらいコーナリングが楽になりました。
その後伊豆スカも走りましたが、そもそも250で伊豆スカは常に全開にしていてもリッター勢に置いていかれるので楽しくないのですが、高速コーナー時にもコーナリング中にフロントが戻って来ないのでラインがビタっと決まり非常に気持ちが良いです。もちろん、SLなので、フルバンクからでも自由にラインを変えられるのですが、とにかくフロントの接地感が高まったことにより安心感しかないのです。
プリロードアジャスター単体が1万位だったかとおもいますので、3.5万でPDバルブ、強化スプリングが付いていることを考えれば十分価格に見合う価値があると思います。価格で迷っているなら取り付けて後悔することはないでしょう。
唯一の難点は、PDバルブの減衰調整は、フォークオイルを抜いてスプリング下のPDバルブを取り出さないと出来ないことです。これは後付けの減衰調整というシステム上仕方のないことではありますが、Cリング方式のトップキャップは脱着が面倒なので、フォークオイル交換時くらいしかやる気が起きませんし、走ってみてちょっと違うからと言って、もう一度フォークを外して調整する気にはなりません。
前後サスを変え、α13-SPあたりのハイグリップタイヤを履くと、「このバイクはわざとやらない限りは公道で転倒するのは逆に難しいでしょ」と思えるくらいのコーナリングマシンになります。絶対曲がれる安心感があるのでツーリングが楽しくなりますし、自分が上手くなったような勘違いをしてしまうことになりますが、誰でも曲がれるバイクなだけで上手くなったわけではないので気を付けましょう。
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コストパフォーマンス | 5 |
取り付けやすさ | 4 |
Z250SLの純正フォークは柔らかすぎてコーナリング中にウネウネ戻ってきてしまうので、PDバルブに興味がありましたが、オリフィス加工やカラーのカットが面倒そうで躊躇していました。
プリロードアジャスターだけ付けようかとも思いましたが、強化スプリング込みで3.5万というのはよく考えたら高価ではないのではないかと思い購入してみました。
Z250SLの場合は、フォークトップのCリングを外せるスキルがあり、フォークオイル交換が出来る人なら問題なく取り付けられます。Cクランプの一部をカットしたSSTを自作すれば誰でも出来ますけどね。
キットの利点はオリフィス加工が不要なこと?と、キットに純正より短いカラーが同梱されているので自分で加工する必要がないことです。どのみちオリフィス加工は必要かと思っていましたが、説明書を見てもフォークを全バラはせずにPDバルブをフォークボトムに真っ直ぐにハメるだけでOKとなっています。とはいえ、Ninja250SLでサーキットを走っている方のサイトを見ると、オリフィス加工をしたような記載もあったりするので謎な部分もありますが、少なくとも説明書内には加工の指示は書いてありません。
取り付けてみたら予想よりも柔らかく、「これでホントに減衰かかるのかな?」と思いましたが、乗り出してみてビックリ。街乗りなどでは突き上げが減って路面追従性が良くなり乗り心地がかなり良くなりました。
それでいてフルブレーキしても底突きせず、高速コーナーに突っ込んでもフォークが余計な戻りをしないのでラインがバチっと決まります。ツバキの下りを安心して攻め込めたと言えば、知っている方なら足回りへの信頼感がわかるかと思います。
Zではサーキットは走らないので街乗り&ツーリング用途と考えれば、価格に見合う満足度を与えてくれるパーツだと思います。
難点は一つだけ。PDバルブはフォーク内のスプリング下に入れるパーツなので、減衰調整をしたければオイルを抜いてバルブを出さなくてはなりません。後付け減衰なので仕方がないことですが、やはり車上で調整出来たら嬉しいですよね。
Ninja250SLまたはZ250SLに乗っている方で、このフォークアップグレードキットの購入を迷っている方には「買わない理由が価格ならば買え。買う理由が価格ならば買うな」という名言を進呈しておきます。これはアリですよ。プリロード調整も出来るようになるので一石三鳥(プリロード・強化スプリング・PDバルブ)ですから。
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 4 |
コストパフォーマンス | 4 |
取り付けやすさ | 4 |
GSX-R125サーキット走行用に購入。
固すぎて全くストロークしないリアサスをYSSの物に入れ換えてなかなか良かったのでフロントもYSSのキットにしてみました。
まだ走ってないもののストロークさせた感じだけでも変化はわかります。
取付けはサークリップを外すのと付けるの以外は特に難しさはなかったです。
純正も全バラにせずにキャップ、カラー、ワッシャー、バネを抜くだけなのでインパクトや特殊工具も不要。
オイルは指定品が30番でしたが流石に固そうとビビってKYB20番にしてみました。走ってようすみてそのうち指定番手でもトライする予定。
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 4 |
コストパフォーマンス | 4 |
取り付けやすさ | 3 |
純正の柔らかく抑えが効かずドタバタした足を何とかしたく、スプリングをDRCの物に変更しましたが、
以前よりは多少接地感もでて荷重も掛けやすくなったものの、圧側減衰不足でバタ付くのは相変わらず。
その様な訳で、圧側減衰力を調整できる本商品を導入することにしました。
取付にあたっては、汎用品ですので車種に合わせたサイズ選定と加工が必要になります。
加工内容についてはインプレ後半で述べますが、取付後の試走ではおおむね期待通りの成果が出ています。
まず、比較的綺麗な路面における低速作動時にはノーマルと違いしっかりと圧側減衰力が掛かる為、
フロントタイヤを地面に押し付ける力が逃げず、グリップ及び接地感が向上します。
ギャップを通過する等の早いストローク時は内部のバルブが開いて圧を逃がしますので、
ノーマルの時に感じたような弾かれ感が減り、フロントタイヤの安心感が増えました。
結果として、未舗装の不整地走行で従来はドタバタと落ち着きなく動いていたフロントタイヤが、
余分な動きをせずに路面を追従するようになり、安心してペースを上げることが出来るようになりました。
試走段階では初期設定を間違えて、プリロードを一回転多く締めこんでいたのですが、
それでも近所のちょっとした未舗装路程度であれば、少々奥が固いかな位でノーマルよりはるかに安定してました。
本商品は、伸び側はノーマルダンパーロッドのオリフィスに依存するままで圧側のみの変更です。
ダンパーロッドの場合、伸び側は基本的にスプリングの反力に対してですのでストローク速度の幅は狭く、
それに対し圧側は路面からの入力が様々で、ゆったり?急激で大きな入力まで対処せねばならず、
急激な入力時にロックしてしまわないように、通常走行域では殆ど圧減衰が効いていないのがノーマルです。
その為路面入力に対して必要以上にスプリングが縮み、その反発で伸び上がろうとする事の繰り返しでバタつきます。
圧側の減衰をしっかりと効かせることで、必要以上にスプリングが縮まなくなり伸びの反発も減る。
結果として必要以上に上下動をするドタバタとした足が、しっとりと路面を捉える足に変わるという物です。
本物のカートリッヂはさらに細かく特性を作り込めますし、そもそも伸び側が全然違いますので、
性能的にはどう頑張ってもカートリッヂフォークになるわけではありませんが、
ノーマルのダンパーロッドから比べると、大幅な性能向上がローコストで出来る良い商品だと思います。
今回はKLX230に組み込みましたが、取り付けにあたって必要になった加工としては、
@ダンパーロッドのオリフィス拡大(ノーマルオリフィスをキャンセル)
Aバルブ全長分、スプリングをカットして切り詰める(SPカラーを使用しない車両の為)
Bダンパーロッド内径と本体セット径の径差を埋めるカラーの制作
以上が必要となりました。
@については、元々が殆ど減衰が効いていない為無視しても良いという考えもあるかと思いますが、
ジャンプの着地等の急激な入力時に、リリースバルブが圧力を開放して逃がしてくれる際に、
その最大値がノーマルオリフィス径によって制約を受け、最後に急激に圧が上がる事を防ぐ意味で、
ダンパーロッド内径の断面積とほぼ同一の断面積を確保するように穴径と数を選定しています。
加工は、ボール盤で穴をあけたのち、旋盤にクランプしてペーパーをかけてバリを取っていますが、
頑張ればハンドドリルと鉄やすり&手ペーパーでもなんとかなると思います。
Aについては、サンダーで必要巻き数分カットしたのち、バーナーで炙って末端部のコイルを密着させます。
この作業はスプリングを焼きなます事になりますので、必要最小限の長さのみ火を入れています。
本来は焼き入れをし直すのが良いのでしょうが、実際にはそれほど問題は出ないと考えています。
最後にグラインダーに平面砥石を付けて座面を作ってあげればOKです。
Bについては、 私は卓上旋盤を所有している為、この程度のカラーであればサクッと作ることが出来ますが、
普通はこの作業が最もネックになる部分かとおもいます。
今回はアルミや真鍮ではなく、強化ガラス繊維を含む樹脂系素材(ギア等で使用できる強度)から作りました。
バルブ本体には軽く圧入されて外れず、ダンパーロッドにはガタつかない程度のサイズにしてあります。
こうする事でセッティング時の着脱が容易になりますし、圧入公差をシビアに削らなくて良いように樹脂を選択しました。
本商品を個人のDIYで取り付ける際は、三番のカラー制作が最もネックになると思いますが、
近所に金属加工屋さん等あれば、昨今は個人の依頼も意外と受けてもらえる事が多いので可能性はあるかと。
最後にメーカーへの希望として、セッティングはこれから煮詰めていくことになりますが、
圧側リリースバルブのスプリングにレート違いのオプションが無いのが気になります。
他車両に取り付けているレーステック製の商品は、三種類のレート違いのスプリングが付属していました。
急激な入力時に減衰力を逃がす際、逃がし始めの圧力値はプリロードで設定できますが、
その後の逃がし方(圧力カーブの立上り角度)はスプリングレートの変更でしか設定できないので、
勿論今後のセッティング次第ではありますが、オプションでレート違いがあると良いと思います。
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取り付け・精度 | 3 |
---|---|
品質・質感 | 4 |
性能・機能 | 4 |
コストパフォーマンス | 5 |
使用感 | 4 |
NINJA400(2020年式、2BL-EX400G)に着けて使用、POSHのイニシャルアジャスターType2併用。
NINJA250SLにPDフォークバルブを着けたときに突き上げが減りしなやかなサスになって感触がよかったので、NINJA400にも着けました。期待したとおり突き上げをいなしてくれるようになり、安価な出費で乗り心地が良くなりましたので満足しています。
・NINJA400のシリンダユニット(外径約33.5)のインローは内径27.6mm位なので、セット内径26mm(外径33.5)のPDバルブを選択。(PDスペーサは不使用)
・NINJA400のシリンダユニット側の穴加工は元の穴X2をφ8に変更し、φ8x2ヶを追加。合計φ8x4ヶの仕様にしています。
・フォークオイルはG10を使用し、油面は標準値88±2にしています。※最初適当に110mmにしたらエアバネが効きが弱く、減速のストローク量が大きかったので。
・スペーサは今回一緒に交換したPOSHのイニシャルアジャスタType2付属のスペーサを14.5mmカットして使用しました。
PDバルブ自体の取り付けは難しくないと考えますが、問題はNINJA400のミドルカウルの取り外しが面倒というところでしょうか。
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