使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コストパフォーマンス | 5 |
ボアアップ+ハイカムで完璧かと思われたのですが‥?タペット音が煩い
?思った程高回転が伸びない
‥何故?と思い調べてみると‥バルブのスプリングがノーマルのままだと駄目らしく→強化タイプに交換となります。
【バルブスプリングの役割とは】
・バルブスプリングは、吸気弁と排気弁を常にシリンダヘッドの弁座に押し付けて燃焼室からの漏れを防いでいます。
バルブはカムによって押し下げられますが、戻ってくる時はバルブスプリングの力で戻ります。安定した出力を出すにはバルブはカムの動きに追従する必要があります。
バルブはカム1回転で開閉を1回、最大リフト量までの距離を1往復します。エンジンの回転数が上昇していくにつれて開閉速度が速まりバルブスプリングには大きな負荷がかかります。その負担に耐えられなくなった時点で(実際には周波数などの問題もあります)サージングなどが発生しエンジンが回らなくなります。ひどい場合にはバルブやエンジンの破損‥。
※サージング‥エンジンの回転を高めたときに、カムにバルブが追従しなくなり、バルブが意図しないタイミングで振動してしまう場合。
【何故、ボアアップ車に強化スプリングが必要なのか?】
・エンジンチューンする上で、ハイカムを組み高回転を多用する際、バルブスプリングがノーマルだと高回転でサージングが発生しやすくなります。バルブの追従が悪くなると最悪破損に繋がるためバルブスプリングを強化します。ちなみにノーマルカムにバルブスプリングだけ強化しても抵抗になるだけでメリットはありませんでした。
【バルブスプリングを強化する】
・文字通り、バルブスブリング自体を硬化します。(耐荷重を上げます。)
簡単にいうとバルブスプリングのレートを上げてやります。バネレートを上げることにより高回転での高い荷重にも耐えることが可能です。
【効果】
・バルブスプリングを強化するとカムでスプリングを押し下げるのでエンジンのフリクションは大きくなります。高回転域で起こりやすいバルブジャンプを抑える働きをします。
良い点
◎高回転まで引っ掛かりを感じず綺麗にロス無く走る。
◎タペット音が若干静かになった。
◎坂道でも高回転維持して走れる。
◎ノーマルヘッド用。
悪い点
▲単品での交換はオススメしません。シーリンダーヘッドの取り外し→バルブの脱着なども関わるのでヘッド周りのオーバーホールでやってください。
▲バルブコンプレッサーという工具を揃える必要が有る。
エンジンを高回転で回すと、バルブの動きにバルブスプリングの伸び縮みが間に合わなくなってバルブサージングが起こります。 強化スプリングにするとばねが硬いので、ある程度緩和することが出来ます。
交換の手間はなかなかですが、効果は有ります。
自分でこれからやる方もショップにお願いする方もオススメします!
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