取り付け・精度 | 5 |
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品質・質感 | 5 |
性能・機能 | 4 |
コストパフォーマンス | 4 |
使用感 | 5 |
CBR250R(MC41)前期モデルに装着。
エンジンもいじって、吸排気系に手を加えたので、インジェクションもなんとかしようと思って購入した。
製品の取り付け作業自体はさほど困難ではない。一番気を使うのはコンピュータの配線に割り込ませる作業だ。エレクトロタップを使って配線割り込みをさせるが、エレクトロタップは使い勝手に少々癖がある。ちょっとミスをすると通電しないことがあるので、テスターで通電を確認するか、エレクトロタップを使わずに直付けした方が確実である。
配線作業は付属のマニュアルをちゃんと読んで、その通りに作業すればいいが、一番面倒なのは、CBRの両サイドカバーを外す作業である。
CBRは構造的にサイドカバーを外すためにフロントカウルの下部とリアカウルを外さないといけない。これが結構面倒な作業となる。
サブコンはリアシート下にきちんと収まる。
調整には細いマイナスドライバーが必要だが、マニュアル通りに作業すれば、初期設定も設定変更も至って簡単である。キャブのような面倒くささとは無縁である。
ただし、武川が指定した以外のセッティングに挑戦するのは結構難しい。なぜなら、CBR250Rはプラグの点検が極めて難しい(カウルを外したり、ラジエターを外したり、相当面倒くさい)ので、プラグの焼けで燃調を見ることが困難だからだ。
エンジンの吹け上がりやトルク感、マフラーエンドの煤の付き方などで、燃調の濃い薄いを判断しなければならない。濃くするのはリスクがないが、薄くする方は焼き付きの恐れもあるので、少々恐いものだ。
基本的にはバイクの仕様に応じて、武川がセットしている9プログラムのどれかを選ぶだけである。基本マップを選択したら、その後、さらに燃調を濃いめ、薄めにセットできるが、1レベル変えるだけで、変化は結構出る。
個人的には面倒くさくてもキャブの方が好きである。ブラックボックス的なサブコンは好きではないが、インジェクション車ではこれ以外にやりようがないので、仕方なく選択している。
武川のF-conを使うのは2回目である、最初に使ったグロムはプラグ点検が簡単なので、プラグの焼けを見ながら、色々チャレンジできて楽しかった。CBR250Rはプラグ点検がやりにくいのが燃焼を左右するパーツにおいては致命的な弱点となる。
利点は武川製パーツなら、武川の指示通りで間違いないことだ。
武川製以外のパーツを使う場合は色々と組み合わせに挑戦してみることになって、セッティングの楽しみというか、迷路にはまる。
コストパフォーマンスに関しては、ちょっと微妙だな。およそ2万円というのはキャブと周辺パーツを買うよりは安いが、キャブほどの効果は無いように思う。だが、もうキャブなんか選べない時代だからねえ(>_<)
カウルの取り外しが苦にならない人で、全てを武川製品で揃えている人にはお勧めだが、そうでない人にはあまり勧められない。
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